あーるのあーだこーで。

コーデ週記と日々のこと。

目玉焼きをきれいに丁寧に焼くと7分かかる。

昨晩の夕ご飯は目玉焼き、でした。

食欲がなくて。作る気持ちもなくて。
でも栄養は摂りたい。


そんなわけで、最近買って熟読しているこの本
『ふだんの料理がおいしくなる理由 「きれい」な味作りのレッスン』著:土井善晴
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にならって丁寧に目玉焼きを焼いてみたのです。


幸い、エンボス加工のものではありますが鉄のフラパンは我が家にある。


煙が出るまで熱して油をならし一度切ってからまた新たに必要分の油を入れる。
すると、油の膜が張ったフライパンの上をスルスルとさらに油が広がるという不思議な画が見えた。
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ゆっくりと卵を落とし弱火で周りがチリチリするまでフタをせず気長に焼きあげる。
我が家では7分ほどでした。


いつもは、テフロン加工のミニフライパンに水を少し入れてフタをしてその間に別のことをしているのですが。


じっと見ていると半透明から次第に固まる白身。黄身の表面はトロトロのまま。
白身のチリチリ具合は良さそうだけど、黄身は流れて食べられなさそうだなぁ…と思いつつ食卓に並べる。
お箸を入れたら、表面はトロトロでも下の方は固まっているので流れずにお箸でつまんで食べられる。白身は柔らかくフワフワしている。


…いつもの適当な目玉焼きは全体的にかたくてゴムっぽい(?)のにこの違いは何だ。


料理は適当に作ってもそれなりの味になっていた私ですが、きちんと丁寧にご飯を作りたいと思わされた味。
フライパンもタワシでこすってきちんときれいに。

旦那は
「こうして作られた目玉焼きだと、ごはんのおかずとしてありだなぁと思える。普通なら夜に目玉焼きだけか…とガックリしそうだけど!」
とのこと。

甘い卵焼きしか食べない息子も、手を伸ばして摘んでくる。多分、お醤油かかっていたからだとは思うけど…。


この本、本当にこんなことまで書いてあるの?って言うくらい細かな事が説明されていて。読んでいるだけで楽しい。

きれいなお料理には美味しい理由がある。
キャベツの千切りの角度、おひたしの冷やし方、サラダに使う葉っぱ類の水の切り方。
素材の良さを活かしたシンプルで丁寧な調理は仕上がりがきれいで、目にも美味しい。もっと紐解くと科学的根拠もある。


読めば普段の料理を見直したくなる本です。
全くの初心者より、それなりに作れるけど…っていう人が読む方が掴むことが多い気がします。


本の内容とは関係ないですが、麿こと登坂アナにも一時ハマったし、土井善晴先生も然り。白髪交じりの素敵な笑顔が結構好きなのかもしれません⁉︎


まぁ、今の状況ではこんな風に作るのは難しい部分もあるけど一品だけでも丁寧に日々作れたらと思います。